News Archive : Japan Real Estate

Friday, November 18, 2005

Sapporo Sees Rush of Investors in Office Assets

札幌の賃貸ビル――道外企業の取得相次ぐ(点描地方の不動産)
2005/11/18, , 日経産業新聞, 17ページ,  , 699文字

 札幌市中心部で道外企業が賃貸オフィスビルを取得する動きが相次いでいる。空室率の低下など需給改善を受け、平和不動産は今月末に二十四億円を投じて中央区のビルを購入。不動産投資信託(REIT)も新規取得や保有フロアの買い増しを始めた。いずれも立地条件などに恵まれ比較的高い賃料を得やすい物件だ。同市内の平均賃料は弱含んでいるが、好立地物件では取引が活発化する可能性がある。
 平和不動産は大通公園東側の「パークイースト札幌」(八階建て)を取得する。「昨秋から賃借の問い合わせが増え、札幌中心部のオフィス需要は低迷から反転した」と判断した。同社は東京証券取引所ビルなどを所有し、札幌のオフィスビルでは三年前の道銀ビル(中央区)の取得以来二棟目となる。
 不動産投資顧問のダヴィンチ・アドバイザーズ系のREIT、DAオフィス投資法人(東京・中央)は「札幌千代田ビル」(北区、十一階建て)を約十三億八千万円で取得。同ビルはJR札幌駅近くに立地し「安定的な収益源になり得る」とみている。
 三井不動産系REITも先月初め、区分所有しているJR札幌駅北口の「札幌エルプラザ」(北区、十三階建て)のフロアを九億七千万円で買い増した。所有率(専有面積全体に占める割合)を三六%から四六%に引き上げた。
 札幌中心部のオフィス空室率は十月末で九・二五%。ビルの新規供給の減少やコールセンターの進出から十五カ月連続で低下が続いている。
 賃料相場は道内景気の本格回復の遅れなどから全般には弱含みで推移しているが、「駅前通りや大通公園周辺、駅北口の好条件のビルには底入れの兆しがある」(三鬼商事札幌支店)という。
(札幌支社 小野聡)